怪文書の内容から読み取れることとは?犯人特定の手掛かりを探す

怪文書とは匿名で悪意を持った文書が届くことを指します。珍しいことだとは思いますが、企業に送られてくることもあれば直接投函されて自宅に届くこともあります。近所に貼り紙をされたりばらまかれたり、ネット上の掲示板やSNSに書き込みされることもあるでしょう。
こうした怪文書の内容は、どう読み取ればよいのでしょうか。また、怪文書の内容から犯人の目的や心理、その人物像を推測することもできます。今回は怪文書内容から、調査を専門とする探偵の目線で犯人特定の手掛かりとなるポイントを解説します。
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怪文書とは

そもそも怪文書とは、差出人不明・信ぴょう性も不明慮な文書を指します。ネットスラングなどで「怪文書」が使われることがありますが、これは単純に怪しげなうさん臭い文書だと考えておきましょう。
今回問題として取り上げる怪文書は、「誰か特定の人物を攻撃する目的」で送られたものです。怪文書の形式は手紙やメール、貼り紙やビラの場合がほとんど。内容は主に脅迫や告発、誹謗中傷であることが多いです。
怪文書を受け取る機会はそう多くありませんが、誰か分からない人物から、突然悪意を向けられるのは精神的なダメージも大きいものです。家庭に届くと家族への影響も気になりますし、一人暮らしの自宅だと身の危険を強く感じるでしょう。企業にとっても怪文書は決して見過ごせるものではなく、会社全体の従業員の士気や信頼度にもかかわる出来事です。
怪文書の内容から読み取れること
怪文書の内容はさまざまですが、先ほど説明したように大きく分けて
・誹謗中傷
・告発
・脅迫
の3つとなります。また、細かく内容を見ていくと犯人の目的や人物像が見えてくる可能性も高まるため、一例として内容のどこを見るのかポイントを解説していきましょう。
こちらの「何を」攻撃したいのか
まずは何を攻撃したいのかです。怪文書ではどんな攻撃が含まれているでしょうか。
・会社役員の不正を告発する→会社経営そのものを攻撃している
・家族の父親の不倫を告発している→家庭そのものを攻撃している
・「過去に犯罪を起こした」などの攻撃→過去の一定期間に対して攻撃している
怪文書内容によっては、「会社のこと」「家族のこと」「過去のこと」など攻撃しているもので分類できるかと思います。その場合は、差出人は「会社を知っている人物」「家族と関係がある人物」「過去の一定期間を知る人物」に絞られるのです。
子どものことが怪文書に書いてあれば、子どもの学校関係者やその保護者などが考えられます。以前、政治家が怪文書作成で問題となった事件が起こりましたが、このときも政治的意思に対しての攻撃だったため、犯人は対立する政党の人物ではないかと推測ができました。このように何を攻撃したいのかは、怪文書から読み取れるので冷静に判断してみることをおすすめします。
内容は事実か、嘘か
怪文書に書いてあるのは、事実無根のことでしょうか。それとも実際に起きたことで、周囲には知られたくない事実でしょうか。もし事実無根のことだとすると、犯人は何かを勘違いしている人物と言えそうです。
こちらも実際に探偵に寄せられた実例になりますが、とある企業に怪文書が送られてきて、そこに書いてある運営についての不満は事実無根でした。怪文書を送った犯人は運営の内部を良く知る人物であり、何らかの不都合が自分に生じた結果、会社に不審感を募らせたと考えられます。探偵では怪文書内容を読み解くことで、犯人が特定できました。
何かを要求しているか
怪文書の内容に何かを要求している節はないでしょうか。例えば「○○しないと加害する」といった条件などが当てはまります。これは単純に犯人が「被害者が思い通りにならないから怪文書を送っている」のであって、要求は自分の意思だと考えられるでしょう。
「離婚しないと子供にばらす」「不倫の事実を会社に伝える」こんな怪文書だと、夫婦の中で不倫が起こっており、不倫相手が逆恨みして怪文書を送っているとも捉えられます。もしくは不倫相手の配偶者が攻撃しているのかもしれません。
送信元、どこの郵便局を経由しているか
内容だけでなく怪文書そのものにも手がかりは残っています。郵送された場合、どの郵便局に投函されていつ届いたのかを調べるだけで、どこから送られてきたのかは推測できるでしょう。ただしこれは郵便に対して相当な深い知識がないと理解できないので、自力で推測するよりも専門家の力を頼ることをおすすめします。
また、メールなどで送られてきた場合は送信元を調べることも可能です。IPアドレスを出し情報開示することで解決した事例も残っています。ネット上には基本的に匿名性はなく、手紙が投函されるよりもずっと足跡はつきやすいです。「匿名のSNSから送られた怪文書だから」といって泣き寝入りすることなく、メッセージそのものを削除しないようにしてスクリーンショットなどで記録しておきましょう。
筆跡、使用した用紙、パソコンの種類など
郵送を使わず直接投函された怪文書でも、筆跡や使用した紙の種類、インクや作成ソフトなどを推測することはできます。探偵だと筆跡鑑定・文書鑑定をすることも多く、依頼人の周辺人物から該当する犯人を特定することも可能でしょう。
この内容の分析方法は、専門的な知識が必ず必要です。独自に筆跡鑑定を行って間違った人を犯人だと断定したり、決めつけたりしないようにしましょう。基本的には専門家が行うことであり、また探偵でも各種鑑定はできないことも多いです。必要な場合の最終的な手段であるため、見様見真似でやってみるのはおすすめできません。
怪文書が送られてきたら?真っ先にやること

怪文書が送られてきたら、まずどんなことをすればよいのでしょうか。これまでご紹介した内容から読み取れることも含めて考えてみましょう。
無視・放置しない
最もやってはならないのは、無視・放置することです。「良く分からない内容の怪文書だし、何か対策しても無意味」と最初のうちは思うかもしれません。ですが、自宅のポストに投函された時点で「犯人は自宅を知る人物」であり、内容次第ではごく身近な存在だとわかります。自分一人が標的になればそれで済むだけではなく、家族や周りの友人にも悪影響が及ぶかもしれません。
さらに、いざ警察に届け出たいときや探偵に調査を依頼するときに、手掛かりがないと何も証明できません。怪文書を捨ててしまったけれど犯人を探したいというのは非常に難しく、また放置すると犯人は付け上がってさらなる危害を加える可能性もあるのです。
身の危険を感じたら警察に相談
怪文書がどんなに意味不明な内容だとしても、「誰かから危害を加えらえるかもしれない」と怖くなったら警察に相談しましょう。場合にもよりますが、警察ではたくさんの通報を受けるため事件性の低いものだとすぐに捜査が始まらないこともあります。また、警察は「犯人を探す」のは事件が起きたときのみなので、怪文書が送付された段階で誰がやったのか分からない時は、できることはありません。
ただし、警察への相談がまったくの無意味かというとこれも違います。警察に相談することで自宅や会社周辺のパトロールを強化してくれたり、相談したという実績を残せたりするからです。犯人が監視している場合は、警察に相談したことを知り強い抑制につながることも考えられます。
根本的な原因を解消することがベストな選択ではありますが、まずは警察に相談し、身の安全を第一に考えてください。
怪文書原本をコピーし保管する
次に怪文書の内容を確認したうえで、怪文書をできる限りそのままの状態に保ってコピーします。警察や探偵に相談するときに原本を渡してしまうと、次のアクションが起こせないのでコピーがおすすめです。
原本には犯人の筆跡や指紋、他にも何か証拠が残っているかもしれません。劣化を防ぐために丈夫な袋に入れるなどして、不特定多数の人の目に付かないところで保管しましょう。怪文書を発見した日や状況、時間などもあわせて記録しておくと安心です。
身内のみに相談を、犯人を決めつけない
むやみに怪文書の存在を言いふらしたり、「きっとあの人が犯人だ」と決めつけたりするのはおすすめできません。会社で怪文書の存在をないがしろにしておくと、怪文書内容を信じた従業員が会社に対して不信感を募らせるかもしれません。また犯人を決めつけるのは、関係のない人物をトラブルに巻き込むきっかけにもなり、本来なら守られるべき自分の立場を悪くしかねません。
相談する場合は信用できる身内に限る方がよく、犯人が誰か分かっても言わないようにしましょう。法的措置を考えている場合はなおさら慎重な行動をおすすめします。
監視されている意識を持ちながら行動する
怪文書を送った直後の犯人の心理として、「一体どんな反応を示すだろうか」と考えていることは間違いありません。自分の起こした行動で苦しんだり、怖がったりしていると理想通りで喜ぶことでしょう。
また、さらなる危害を考えている可能性もゼロではありません。その後は監視されている意識を持ちながら行動し、一人での移動や大胆な挑発行為はしないようにしましょう。家族に対しても同じで、もし一人暮らしの家庭に怪文書が届いたら一時的に帰省したり友人に頼ったりするのもおすすめです。警察でも「最寄り駅を使わないように」「誰かと行動するように」と指導があるかと思います。
探偵や興信所ができることとは?

恐怖心をあおる怪文書。探偵や興信所ではこの怪文書をはじめとする嫌がらせを、調査の力で解決できることがあります。探偵や興信所というと浮気調査などのイメージが強いですが、怪文書に対してできることをまとめました。早速チェックしていきましょう。
怪文書内容から犯人を割り出す
ご紹介したように、怪文書の内容やその文書を鑑定し、犯人を割り出します。このとき怪文書の内容や原本が必要になることがほとんどなので、あわせて持参すると安心です。
依頼人周辺に聞き込み調査を行う
依頼人周辺に聞き込み調査を行って、怪しい人物がいないかを調査します。怪文書が「突然に」送られてきたと思うのは、依頼人の知らないところで恨み・妬みを買っているからです。このあたりは自分でも気づけないため、第三者の視点を利用して問題を見つめることで、探偵は解決に近づきます。聞き込み調査は必ず探偵であることは隠して行われるため、探偵に依頼したことは内緒で調査可能です。
該当する人物の行動調査を行うことも
多くの探偵で「怪文書の犯人特定」と「犯人の行動調査」は別として扱われるかと思いますが、必要であれば犯人の行動調査も可能です。行動調査とは素行調査とも呼ばれ、探偵のメインの仕事となります。尾行や張り込みによって行動パターンを調べ、人間関係やその評判などを調査。もし怪文書を送った犯人が不倫関係者だとしたら、配偶者の不倫調査に切り替えて探偵に依頼することもできるため、問題解決に便利です。
探偵に怪文書調査を依頼したい。どんな準備が必要?
探偵でできる怪文書などの嫌がらせ調査。では、どんな準備が必要なのでしょうか?怪文書が送られた直後は混乱している方がほとんどなので、事前に用意することを頭に入れておきましょう。
怪文書原本を持ち込む
まずは怪文書の原本を持ち込みます。指紋鑑定や筆跡鑑定、文書鑑定をする場合があるため、コピーではなく原本がおすすめです。袋に入れた状態で、怪文書が届いた日や時間、状況も合わせて伝えるとよいでしょう。
心当たりや気になることをまとめておく
心当たりや気になることはすべてまとめておきます。探偵には相談員が在籍しており、親身になって聞いてくれるとは思いますが、思わぬ怪文書の恐怖心から正確に情報が伝えられないかもしれません。書き起こしたりリストアップしておくことで、心の整理もできるでしょう。
どんな目的で調査したいのか明らかにしておく
探偵にはどんな目的で調査したいのか、はっきりと伝えておきましょう。犯人を特定したいだけなのか、あわせて犯人の行動調査もしたいのか、この目的にあわせて調査内容は変わるため、コストのためにも目的は大切です。
探偵では無料で相談可能なところも多いため、迷ったらまずはお問合せから始めてみましょう。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。