モラハラとは?モラハラの種類や定義を事例をもとに解説!恋人・夫婦や職場のモラハラ診断に
恋人や夫婦、職場でモラハラを受け、悩んでいませんか?今回は、モラハラの種類や定義、恋人・夫婦、職場でモラハラと言われることの多い特徴や事例をもとに紹介していきますので、ご自身の状況を診断してみてください。またモラハラだと考えられる場合の対処法などもご紹介していきます。
浮気・素行調査をお考えの方はPIO探偵事務所へご相談ください
株式会社ピ・アイ・オは興信所探偵社として業歴52年に及ぶ経験と全国24都府県の弁護士協同組合特約店指定として永年の実績を持つ興信所探偵社です。多くの弁護士先生方・法人・個人様からのご依頼をお受けし、「まごころの調査」をモットーに様々な問題の解決に向け、当社の機動力・調査力を駆使し、納得の結果を実現してまいります。
契約以外の経費の水増しや追加料金は一切いただきません。
相談・お見積りは完全無料です。まずはお気軽に興信所探偵社PIOまでご相談下さい。
目次
モラハラとは何か
モラハラは「モラル・ハラスメント」の略称で、フランスの精神科医が初めて使った言葉とされています。倫理観や道徳観などのモラルを振りかざして精神的に傷を与えたり嫌がらせをすることを表現することが一般的です。
ポイントは暴力や痴漢行為などの肉体的に傷をつける点ではなく、言葉や日々の生活態度によって、相手の心を精神的に傷つけていくことを指す点です。
特に暴力などは傷やアザがついたりなどして証拠が残りやすいですが、モラハラは物的な証拠が残りにくいため、証拠が残りにくく、また発見も遅くなってしまう問題があります。
モラハラの種類と特徴
1. 言葉によるモラハラ
言葉によるモラハラは、パートナーからの嫌がらせや侮辱的な発言、脅迫的な言葉の使用など、言葉を通じて被害者を傷つける行為です。特徴としては以下のようなものがあります。
- 脅迫や侮辱的な言葉の使用:言葉を使って被害者を恐怖や屈辱に晒します。
- 冷たい態度や無視:無視をしたり感情を示さずに冷たい態度をとることで、被害者を不安や孤独感に陥れます。
- 話し合いを避ける行動:コミュニケーションを避け、問題を解決するための話し合いを妨げます。
- ダブルバインド:相手に二つの相反する命令や要求を提示し、どちらの選択をしても負の結果をもたらすような状況を作り出します。
2. 感情的なモラハラ
感情的なモラハラ(感情的虐待)は、パートナーが感情のコントロールを失い、激しい怒りや嫉妬を示すことで被害者を傷つける行為です。特徴としては以下のようなものがあります。
- 激しい怒りや嫉妬:小さなことに対しても激しい怒りや嫉妬を示し、被害者を恐怖や緊張感に陥れます。
- 感情のコントロールを失う:自分の感情を制御できず、暴力的な行動や攻撃的な言葉を使うことがあります。
- 意図的で感情的な傷つけ:被害者の感情を意図的に傷つけるような発言や行動を行い、心理的な苦痛を与えます。
3. 経済的なモラハラ
経済的なモラハラは、経済的DVとも呼ばれています。パートナーが経済的な制約や制限を課し、被害者を経済的に依存させることで制御を行う行為です。特徴としては以下のようなものがあります。
- 経済的制約や制限:財政的な制約を課し、被害者に自立する機会を奪います。
- 金銭的な不自由さを利用する:経済的な依存を利用して、自分の要求や欲望を強要します。
- パートナーの経済的な自立を阻害する:被害者の経済的な自立を妨げ、自由や選択肢を制限します。
4. 暴力的なモラハラ
暴力的なモラハラは、舌打ちをしたり物に当たったり、相手に不快感を覚える態度や恐怖を覚えるような行動がよく行われます。特徴としては以下のようなものがあります。
- 不快感を与える行動:舌打ちをしたり、わざと大きな音を出したりして、被害者に不快感や恐怖を与えます。
- 暴力的な行動:被害者の態度が気に入らないと、わざと物を投げたり物に当たったりして、攻撃的な行動を取ります。
- 脅迫や威嚇:被害者を脅し、身体的な傷つけを予告したり威嚇したりします。
身体的な攻撃はないですが、モラハラの関係がエスカレートすると身体的なDVに発展する可能性があるため注意が必要です。
恋人・夫婦関係で起こりうるモラハラ
ここでは、恋人や夫婦といった近しい人から受けるモラハラについて解説していきます。家庭内で行われるモラハラは、第三者の目が届きにくく発見が遅れがちです。まずは被害者が、モラハラを受けていると自覚しないといけません。よくある3つの例をご紹介していきます。
思い通りにいかないと逆上
パートナーが思い通りに行かないと頻繁にあなたに逆上してくる場合、モラハラだといえるでしょう。このタイプは自分が正しいと思い込んでいて、支配欲が強い人が多いです。例えば食事の用意が少しでも遅れると怒鳴りつけてくる夫は、妻にモラハラしている可能性が高いでしょう。この場合妻は夫の顔色を窺い、びくびくしていることも少なくありません。
価値観、考え方、友人を否定する
恋人や夫婦のような近しい関係であっても、価値観や考え方は異なります。価値観の違いを認め合うのが理想の夫婦関係と言えるでしょう。しかし時に価値観、考え方を強要し、友人関係にまで口を挟むモラハラ夫(妻)もいます。パートナーが自分の価値観を無理に押し付けるような言動を取る場合は、モラハラだと診断してもいいでしょう。
金銭的に束縛してくる
夫婦や同棲しているカップルの場合、生活費を渡さない、自由にお金を使わせないというモラハラを受けることがあります。生活費を十分くれない場合は経済的DVとも呼ばれ、早急な対策が必要です。モラハラがひどくなれば、食事も満足にできなくなるかもしれません。おかしいと思ったら、周囲の人や専門家に助けを求めましょう。
恋人・夫婦間のモラハラの事例
モラハラ男・モラハラ夫の例
妻が何かミスをしてしまった時に夫が大きな声で怒り「お前は駄目なやつだ」と怒鳴り散らしたり、無視をしたりなどして馬鹿にしてしまうケースです。
こういった行動が続いてしまうことで妻が夫との関わりに萎縮してしまい、夫の顔色を常に見ながら動かなければならないという状況がモラハラに当たります。
モラハラ女・モラハラ妻の例
「他の女性と話していると嫉妬してしまって浮気が心配になり何度もメールや電話をしてしまう……」といったいわゆる「重い女性」にうんざりしている男性もいらっしゃるのではないでしょうか。
こういった束縛や依存症に当たるケースも、相手の都合や意見ではなく自分の価値観を押し付けてしまうためモラハラに該当すると考えられています。
職場で起こりうるモラハラ
職場は、モラハラが起きやすい場所です。ここからは、職場で多いモラハラの例を3つ解説していきます。
暴言を浴びせられる
まずは、暴言を浴びせられるというモラハラです。主に上司から受けることが多いでしょう。暴言の例で多いのはクズといった侮辱的な発言、人格を否定する精神的苦痛を与えるような発言です。被害者は自分が悪い思い込み、我慢してしまうケースも少なくありません。しかし業務を明らかに超えた侮辱的な暴言は、加害者を名誉毀損罪で訴えられる可能性もあります。泣き寝入りせず、専門家に相談しましょう。
仲間外れにされる
職場で意図して頻繁に仲間外れにされていませんか?自分だけランチや飲み会に誘われない、挨拶も無視されているのなら、モラハラを受けている可能性があります。職場で仕事がやりづらくなり、業務に支障が出る恐れもあって、早急に解決しないといけない問題です。
仕事を押し付けてくる
職場で何度も明らかに処理できないような量の仕事を押しつけられたら、モラハラかもしれないと疑ってください。数回であれば偶然かもしれませんが、頻繁に続くならモラハラのターゲットになっている可能性があります。対策を取らないと、他の仕事に支障が出たり、心身共に疲れが出てしまうかもしれません。
職場のモラハラの事例
会社ではどんな人でもミスは起こしてしまいます。例えば上司が部下に仕事をする時、特に上の立場である人が失敗をした際に「自分の非を認めない」人も少なくないでしょう。
こういった絶対に謝らない人であったり、部下の提案を絶対に否定し自分の意見しか認めない人もモラハラに該当します。
モラハラの解決に自分でできることは?
自分はモラハラを受けているかもしれないと思ったのなら、解決を目指しましょう。解決策としては、話し合いで解決する方法や裁判でモラハラの有無を認めさせ社会的制裁を与えることが考えられます。悪質な場合、慰謝料の請求も可能でしょう。
夫婦の場合は離婚も考えられます。ただし、モラハラによる離婚は簡単に進まないことが多いため、離婚を切り出す前に用意周到な準備が不可欠です。
いずれの場合も解決を目指すためには証拠集めが必要です。家庭内や職場内といった閉ざされた場所でのモラハラは、第三者に発覚されづらいものです。恋人・夫婦、職場、その他で受けたモラハラであってもまずは自分にできる証拠集めから始めてみてください。
モラハラを解決したい時頼れる専門家
モラハラは、加害者と話し合いで解決できないケースが少なくありません。一時的にモラハラが収まっても、時間が経つと再びモラハラが始まる場合もあります。同じことを繰り返さないようにも、1人で悩まず専門家に頼ることをおすすめします。
そこでここからは、モラハラを解決する際に頼りたい専門家をご紹介していきます。
探偵
探偵は、問題解決の為の証拠収集の依頼におすすめです。調査のプロである探偵は、個人では難しい有効な証拠も見つけ出せる可能性があります。自分だけでは良い証拠が集まらないと悩んでいるなら、まずは相談してみましょう。
弁護士
弁護士はモラハラが原因で離婚したい、モラハラ加害者に損害賠償を求めたい時に代理人として手続きをします。モラハラ相手と直接交渉することも精神的な負担という方も、弁護士に相談するといいでしょう。弁護士が間に入ることで、解決に向かうケースもあります。
カウンセラー
精神的なダメージが大きい場合は、モラハラ専門のカウンセラーに相談することがおすすめです。今の状況を客観的に観察し、今後自分はどうしたいのか見直すきっかけにもなります。カウンセラーによっては、モラハラ加害者との適切な距離の取り方をアドバイスしてくれます。
モラハラだと診断したら我慢しないで!
モラハラ診断を試してモラハラを受けている可能性が高いと感じたら、我慢せずに周りに助けを求めましょう。探偵や弁護士といった専門家に相談することもおすすめです。モラハラ加害者の中には、自分がモラハラしているといった自覚のない人もいます。モラハラ加害者に振り回されず、自分らしさを取り戻す方法を探していきましょう。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y
浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。