家出や失踪の理由とは?見つかる確率と行方不明者の実態
TVや新聞のニュースでもよく耳にする家出や失踪。「うちの家族は関係ない」と考えている方も多いかと思いますが、日本の行方不明者は年間8万人にも上り、その中には何年経っても見つからない人も多く存在しています。
一時的な家出ですぐに戻ってくる人も多いですが、さまざまな理由で見つからない人も少なくありません。
いつもと変わらない様子だったのに、身近な人が突然失踪してしまったらパニックになってしまうかもしれません。しかし、その人が失踪した理由に心当たりがあれば、発見につながるカギにもなります。
そこでここでは、日本における家出の実態と、人が失踪する主な理由をご紹介します。
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目次
行方不明者の総数と見つかる確率
警察庁生活安全局生活安全企画課が公表した令和2年度の行方不明者の総数は79,640人、そのうち所在が確認されたのが66,166人(83.1%)となっています。
年齢としては20代が最も多く14,516人(18.8%)で全体の4分の1近くを占める結果に。
次いで10代が12,860人(16.7%)80代が12,403人(16.1%)で、10代と20代の若い世代を合わせると全体の35.5%になることが分かりました。
全体の中で死亡が確認された方は3,830人(4.8%)。認知症行方不明者は受理当日に7割以上、1週間以内に約99%が所在確認されるなど、行方不明者全体と比較して早期に所在が確認されています。
行方不明者全体でも1週間以内に81.4%が見つかっており、このことから、失踪から1週間を過ぎると発見が難しくなる傾向がみられます。
家出や失踪が起こる理由とは?
では若い世代の家出や失踪の理由にはどんなものがあるのでしょうか。
- 家庭環境に不満がある
- 犯罪に巻き込まれている
- 事故に遭ってしまった
- 駆け落ちしてしまう
- 自殺願望がある
家庭環境に不満がある
警視庁によると子供が家出する理由で最も多いものは「家庭環境」であるそうです。
両親の不仲や子供と両親の関係が悪い、しつけなどの教育問題に不満を持っていたりする場合も多く見られます。親への反抗心による家出などのケースも同様です。
他にも、ネグレクトや虐待により家出や失踪をしてしまうという子供も決して少なくありません。
また、家庭環境が良好であっても友達や異性など交友関係に巻き込まれる形の家出や失踪もあります。
受験のストレスや就業問題、いじめなどのトラブルが原因の場合も。
家出の原因は些細なものから深刻なものまでさまざまですが、「家出」という状況は決して軽視できるものではありません。
「プチ家出だから」と許す家庭もありますが、未成年者の家出は深刻な事故や事件に巻き込まれる可能性が高くとても危険なもの。すぐに動いていくことが大切です。
犯罪に巻き込まれている
小さい子どもや女性の場合、誘拐や性犯罪など犯罪に巻き込まれてしまっているおそれがあります。
また、成人している男性でも、たとえば借金をしていたり人間関係のトラブルがあったりする人は急に失踪することが考えられるでしょう。
道で肩がぶつかったというだけで殺されてしまったり、連れ去られてしまったりという事件も実際にあるので、以前からトラブルがあったというわけではなくても犯罪に巻き込まれている可能性は十分あります。
事故に遭ってしまった
本人に失踪するつもりがなくても、不慮の事故に遭ってしまい家に帰れなくなっている可能性もあります。
もし事前に「山登りに行く」「遠出する予定がある」などの情報を誰かに伝えていたなら、事故に遭っているかもしれません。
駆け落ちしてしまう
不倫など世間的に許されない恋愛をしている人は、誰にも言わずに行方をくらませることがあります。もし、身近な男女が二人で失踪した場合は、駆け落ちの可能性があります。
駆け落ちの場合は前兆があったり、仲のいい人にだけは話していたりといったことも多く、見当がつきやすいと言われています。
自殺願望がある
いつもと同じ様子で出かけて行ったのに、そのまま帰ってこなかったという人の中には、自殺願望がある人もいます。自殺願望が生まれる原因はいじめなど他者が関わっていること以外に、他者の影響なく心を閉ざして死にたいと思うようになってしまうことも。
遺書を残す人もいますが、心の病などで錯乱状態にある人などは、何も痕跡を残さず遠方へ行き自殺しているということも考えられます。
時間との勝負!早めの捜索が肝心
もし、身近な人が急に失踪してしまったというときは、まず警察に家出人捜索願を届け出ましょう。ただし、捜索願を出すことができるのは配偶者もしくは親族に限られています。また、警察は事件性がない限りすぐには動いてくれません。
行方不明から1週間を過ぎると家出人が見つかる可能性はとても低くなってしまうため、初動のスピードが非常に重要なのも事実です。
このような場合には、探偵や興信所に家出・所在調査を依頼するのも良いでしょう。
「探してもらう」という選択肢を早くから用意することも大切なポイントです。
決断が早ければ早いほど捜索時間は短く、遅れるほどに発見は難しくなってしまいます。
また見つかった家出人に対しては感情的に怒るのではなく「心配していた」「見つかってよかった」という気持ちを伝えてよく話し合いましょう。
同じことを決して繰り返さないためにも、お互いが歩み寄って努力していくことが大切です。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行調査専門 Y.K
浮気・素行調査のプロフェッショナル。調査歴10年。
年間200件以上もの調査を行う。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。